火災保険の基礎知識!火災保険の選び方

保険をカスタマイズする

 

 

これまでの話で、火災保険は各人の条件に合ったようにカスタマイズするのが保険料を抑えるコツであることがわかったと思います。保障内容と期間を選択することで、火災保険料はちゃんと節約できるのです。もちろん、内容の正しい選択をするというのが重要です。

 

前項の事例で「水害」を引き合いに出しましたが、水害と一口にいっても、ではどのような被害が水害に該当するか、とうことなどを知っておいてもらいたいのです。台風による豪雨、土砂崩れ、また、床上浸水やゲリラ豪雨での被害は火災保険からどれだけの補償が受けられるのでしょうか。

 

温暖化の影響もあって、実際に風水害による被害も相次いでいます。地域によっては、激甚災害に発展することもあります。そうなると生活の基盤を全て奪われる可能性だってあるのです。

 

先ほどは「不要」の方で水害の例を出しましたが、逆に起きやすい地域に住んでいる場合は、ここを重点にするということになります。マイホームの流失、倒壊、床上浸水など被害を受ける可能性が考えられる場合は、水害補償のある火災保険を検討してみてください。

 

さて、カスタマイズの件ですが、最近加入者数を伸ばしているのが「セゾン自動車火災保険」です。ここの「じぶんでえらべる火災保険」という契約が人気です。これと一般的なパック契約の保険料と比較(例:東京都在住、マンション築5年、保険金額2,000万円、保険期間20年、一括払い)してみると、一般的パック契約の東京海上日動「トータルアシスト・住まいの保険」との違いは、20年で41,640円となります。

 

同じような保険金額や保険期間にしても保険料の節約になるのです。カスタマイズ型の火災保険の上手な利用は、何と言っても、各人の住宅が求める補償内容、保険金額、保険期間を正しく把握しておくことです。ちなみにどの火災保険でも基本的に必ず含まれる主契約があり、それは、「火災、落雷、破裂、爆発」となっています。